カンヌ映画祭2014*アルゼンチン映画の評判
2014-05-22


★監督の名前は初めてでも、リカルド・ダリンが出演していると分かれば食指が動く。ダリンは勘が鋭くて良い脚本やプロジェクトの善し悪しを嗅ぎつける。だからキャスト陣に彼の名前が見つかれば、取りあえず見ておこうとするくらい信頼されている、とボジェロは語っていました。それにアルモドバル兄弟の製作会社「エル・デセオ」が共同参画している。アルモドバルはパルムドールこそ手にしていないがカンヌとは相性がいい(『オール・アバウト・マイ・マザー』監督賞、『ボルベール』脚本賞)。今回も本作応援にカンヌ入り、上映後のプレス会見では、エステル・ガルシアなど他のプロデューサーたちと最前列に陣取って様子を見守っていました。

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                        (プレス会見を見守るアルモドバル)

 

★カンヌではスペイン語映画はどうしても脇に置かれてしまうから、時々罪滅ぼしか気前よく賞をくれたりする。例えば、昨年のアマ・エスカランテの『エリ』(第66回)、彼の兄貴分カルロス・レイガダスのPost Tenebras Lux(第65


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