マルク・レチャ、息子への愛の賛歌*サンセバスチャン映画祭2015 I
2015-10-01


        テーマは父性についての考察

 

★結果は無冠に終わりましたが、オフィシャル・セレクションにノミネートされていたマルク・レチャUn dia perfecte per volar (Un dia perfecto para volar)が静かな感動を呼び起こしていたようです。オリジナル版はカタルーニャ語です。父親と7歳になる息子ロックの物語。子供は父親手作りの凧を空高く揚げたいと思っている。風が吹いてくるが一人で揚げられない、凧の糸が灌木の茂みに引っ掛かってしまって解けない、父親の手助けが必要だ。自然のまっただ中で、父と子はゆったりと過ごす。息子にせがまれて、父親はいつもお腹をすかしている巨人の話、幻覚キノコや赤い耳のウサギの話を語っている。次第に現実と幻想の境がぼやけていく。これは父性とは何かについての個人的な考察だ。

 

禺画像]


    (サンセバスチャン映画祭に出席した出演者とスタッフ、右端がレチャ監督)

 

Un dia perfecte per volar (Un dia perfecto para volar)


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[サンセバスチャンFF15]

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