スペインの映画賞2017の行方を占う
2017-01-01


年という年は米西戦争によってかつて栄華を誇ったスペイン帝国が完全に瓦解した失意の年です。ゴヤ賞9個(新人監督・新人男優・撮影・プロダクション・美術・録音・衣装デザイン・メイク&ヘアー・特殊効果)は、技術部門に集中しているとはいえ気になります。本作が長編デビューの監督ですが、ルイス・トサール、ハビエル・グティエレス、エドゥアルド・フェルナンデス、カラ・エレハルデなどの演技派ベテランに、リカルド・ゴメス、ミゲル・エラン、アルバロ・セルバンテスなどの若手人気俳優を揃えて、122日封切り以来アクション・アドベンチャーとして若者から年配の男性観客のあいだで評判になっています。

 

禺画像]

          (1898, Los ultimos de Filipinas”のポスター

 

★他に受賞に絡みそうな作品として、マリナ・セレセスキーLa puerta abiertaもなかなか面白そうです。カルメン・マチ(主演)にテレレ・パベス(助演)がノミネーションとくれば、受賞しなくても鑑賞したい映画リスト入りです。   

 

禺画像]

      (“La puerta abierta”のポスターを背にしたカルメン・マチ

 


続きを読む
戻る
[スペイン映画賞]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット