スペインの映画賞2017の行方を占う
2017-01-01


          期待値を下げればハッピーになれるかもしれない

 

★当ブログも4回目の新年を穏やかに迎えることができました。映画の世界も世の中の危機と無縁ではありませんが、映画の未来を信じて発信していきたいと思っています。多くを望まず期待値を若干修正すればそれなりにハッピーになれるかもしれない。秋開催のサンセバスティアン映画祭も節目の65回目を迎えます。サプライズを期待したいところです。

 

★スペインでは新春早々フォルケ賞114日)、フェロス賞123日)、そしてゴヤ賞24日)と大きなイベントが開催されます。それぞれ主宰する組織は異なりますが、前年公開された映画の総決算だから、ノミネーションは当然似てきてしまいます。いわば釣師は違っていても同じ釣堀から釣るわけだから当然なのかも知れません。なかで一番盛大なのが殿りのゴヤ賞ですが、無い袖は振れないというわけで、今年は「地味路線」がはっきりしています。

 

★大体三つの映画賞に共通している最優秀作品賞は、長短はあれ既にご紹介済みの作品です。なかでフォルケ賞にだけノミネートされたサルバドル・カルボのデビュー作1898, Los ultimos de Filipinasは当ブログ初登場、ご紹介したいと思っています。タイトルから歴史物であることは一目瞭然、1898


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[スペイン映画賞]

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