「すべての母親たちに、すべての女性たちに」に捧げる
★前回はイサベル・コイシェ監督の「母親への感謝のスピーチ」について述べたが、今年は母親を語った受賞者が多かったようです。例えば新人監督賞を受賞したカルラ・シモン(『夏、1993』)も、6歳のときエイズで亡くなった両親の思い出を語った。両親亡き後、叔父の家族と暮らすことになった映画の主人公フリーダが監督自身だった。カタルーニャ語で少女の揺れ動く心を繊細に描いた映画は、地味ながら子供から大人まで多くのスペイン人の心を掴んだ。ラテンビート2017での上映がアナウンスされながら土壇場でキャンセルになった(邦題はそのときのものだが、公開はどうなっているのだろうか)。
(カルラ・シモン)
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