『ザ・ビースト』最多ノミネーションの17は予想外とソロゴジェン監督
★第37回を迎えるゴヤ賞2023は、アンダルシアのセビーリャで2月11日に授賞式が開催されます。28カテゴリーは前回アップした通りですが、今年の東京国際映画祭の東京グランプリ、監督賞、男優賞を受賞した『ザ・ビースト』が17個、カテゴリー的には助演男優賞が2人とダブっているので16部門です。最大ノミネート19部門のうち、新人女優・男優、歌曲の3部門がノミネートされなかった。過去には最多ノミネート無冠ということもありましたが今回はどうでしょうか。主演のドゥニ・メノーシェ、マリーナ・フォイス、助演女優賞のマリー・コロンはフランス人、誰が受賞しても外国人初受賞となります。
★最多ノミネーションは冗談でなく予想していなかったというロドリゴ・ソロゴジェンは、国際舞台で認められた「Stockholm」(13)以来「同じチームで続けられていることを光栄に思い感謝している・・・フランス人を含む俳優5人がまさかノミネートされるとは思ってもいなかった。マリーは喜びの叫びを挙げました」と。娘を演じたマリー・コロンは、今年の「SKIP シティ国際DシネマFF」に正式出品された『マグネティック・ビート』に主演しており、監督のヴァンサン・マエル・カルドナが監督賞を受賞した。マリーはフランスでは若手女優として主演映画も多く、TVシリーズにも出演している。選ばれた理由として監督は「ポスト・パンデミックや都会の疲れが関係している」とも語り、ライバルにカルラ・シモンを匂わせている。
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