イシアル・ボリャインの「Soy Nevenka」―セクション・オフィシアル@
★サンセバスチャン映画祭SSIFF「セクション・オフィシアル」にノミネートされたスペイン映画はイシアル・ボリャイン以下4作、全体像がはっきりするのは、年によって違いがあり、今年は8月に入ってからと思います。まずはスペイン映画を1作ずつアップしていきます。ボリャイン監督の「Soy Nevenka」は、今世紀初頭レオン県ポンフェラダ市で実際に起きた、スペイン最初のセクハラ訴訟、いわゆる「ネベンカ事件」に材をとっています。約20年後の2021年、既にマリベル・サンチェス〓マロトによって、ネットフリックス・ドキュメンタリー『ネベンカ・フェルナンデス:沈黙を破いて』(Nevenka : Breaking the Silence、 3話)としてストリーミング配信されており、セクハラ事件のみならず、地方都市が抱える複雑な政治的体質を浮き彫りにしています。スペイン#metoo 運動の先駆けとなった事件を、SSIFF2021で「Maixabel」がノミネートされたボリャインがどのように料理するか期待したい。
*「Maixabel」マイシャベルの紹介記事は、コチラ⇒2021年08月05日/同年09月21日[LINK]
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