★ガラ本番数日前に行われる栄誉賞授賞式のニュースが洩れていました。数年前から諸般の事情、例えば時間の制約(どうしても長くなる)、高齢の受賞者のガラ出席が困難などの理由で先に祝われるようになりました。短く編集されたビデオを本番で流すわけです。病床にあるため自宅手渡しのケースもありましたが、昨年のコンチャ・ベラスコのようにピンシャン現役受賞者は両方に出席して、結局≪コンチャ・ショー≫になってしまい、時間短縮は雲散霧消に。
*今年のハイメ・デ・アルミニャンは、来週月曜日20日に手渡されるようです。90歳目前ながら現役であるアルミニャン、厳しい検閲時代を生き抜いて撮りつづけた不屈の人が、どんな挨拶の言葉を述べるか楽しみです。
*落ち穂拾い*
★アルモドバルの『アイム・ソー・エキサイテッド』が「衣装デザイン賞」1部門だけというのも寂しい限りです。若干解消されたとはいえスペイン映画アカデミーと監督のギクシャクは依然残っていて、海外の映画祭とくに5月開催のカンヌに照準を合わせて、「2年ごと3月公開」がずっと続いています。ノミネートされたタティアナ・エルナンデスTatiana Hernandezは既にロぺ・デ・ベガの伝記映画“Lope”(2010)で2011年ゴヤ賞を受賞しています。これはガウディ賞にもノミネートされた作品です。他に劇場公開された作品ではハビエル・フェッセルの『モルタデロ&フィレモン』(2003
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