『グエロス』のルイスパラシオスはベルリン映画祭で監督デビュー
★『グエロス』が、サンセバスチャン国際映画祭SIFF「ホライズンズ・ラティノ」部門のベスト・フィルム賞に受賞しました。サンセバスチャンのグランプリ作品が、同じ年に日本の映画祭で見られるのは珍しいから、急いで紹介いたします。メキシコ映画は、ディエゴ・ルナの『セザール・チャベス』と本作の2本。今年のモントリオール映画祭のスペイン語映画は、メキシコに集中していると書いたばかりですが、『グエロス』は2月開催のベルリン映画祭「パノラマ」部門で上映、初監督作品賞を受賞しています。若い監督がモノクロで撮ったということで前から気になっていた作品。モントリオールを避けてサンセバスチャンにエントリーした。最初「オフィシャル・セレクション」が考慮されたというから、「ホライズンズ・ラティノ」部門の目玉だったのかもしれない。ラテンビートの解説に「ロード・ムービー」とありますが、メキシコ・シティから一歩も出ない。ジャンルはコメディとあるけれど、本当にコメディなの。
*なお監督名は映画クレジット表記やスペイン語圏での使用を考えて、アロンソ・ルイスパラシオスに統一します(LB公式サイト、英語圏はルイス・パラシオス)。
*グエロスGueros*
製作:Catatonia Films / Conaculta / Difusion Cultural UNAM
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