孫娘が撮った「我が祖父アジェンデ」
★サルバドール・アジェンデ→チリの元大統領→ピノチェト軍事クーデタ→1973年9月11日→映画『NO』・・・と連想ゲーム風にイメージできる人が現在どのくらいいるのでしょうか。このドキュメンタリーは、孫娘の一人マルシア・タンブッティ・アジェンデが近親者にインタビューして纏めた32人の証言で構成されております。謂わば悲劇のアジェンデ一族の<家族写真帳>という顔を持っております。その証言の殆どが今回初めて公開されたもので占められているそうです。「私には祖父の知識がなく、それで彼のことがもっと知りたかった。自己顕示欲からではなく、より深い愛着からです。このドキュメンタリーを通して家族の沈黙の理由を理解しようと心がけ、悲惨なエピソードの存在が分かるようにしました」とコメントしている。
*“Allende, mi abuelo Allende”(「我が祖父アジェンデ」仮題)*
監督・脚本:マルシア・タンブッティ・アジェンデ
共同脚本:ブルニ・ブレス、パオラ・カスティジョ
データ:2014
セコメントをする